気づかないうちに進む歯周病
こんにちは。
新御茶ノ水駅または小川町駅より徒歩3分、千代田区神田錦町の神田スクエアビルそばにある神田錦町歯科です。
歯周病になってしばらくは、自覚症状がありません。
気づいた時には歯周病が悪化している時もあるのです。
今回は、歯周病の症状や進行過程についてお話いたします。
歯周病になっても、初期段階では腫れが起こるだけで、痛みなどの自覚症状はありません。
そのため、気づかないうちにゆっくりと静かに歯周病は進行していきます。
歯ぐきから出血したり、歯がグラつくなどの自覚症状が出る頃には、歯を支える骨が溶けており、歯周病はかなり進行しています。そのことから、歯周病は「沈黙の病気」とも呼ばれており、日本人の成人の約8割がかかっていると言われています。
歯周病の症状がどこまで進んだら自覚できるのでしょうか。
歯周病の進行過程と症状は次の通りです。
- 健康な状態
歯と歯ぐきのすき間は1~2mmで、歯ぐきは薄いピンク色をしています。
歯と歯の間には、弾力のある歯肉が入り込んでいます。
ブラッシングなどをしても出血することはありません。
- 歯肉炎
歯と歯ぐきの間に歯垢がたまったままになっていると、歯ぐきに炎症が起こります。
そのため、歯と歯ぐきの間には2~3mmのすき間ができて歯周ポケットになります。
歯の間の歯ぐきには赤い腫れが起こり、歯を磨くと出血することがありますが、痛みはありません。
- 歯周炎(軽度)
歯肉炎が悪化して、歯を支える歯周組織に炎症が広がります。
歯を支える骨(歯槽骨)や歯根膜の破壊が始まります。
歯周ポケットは3~5mmに広がります。
歯の間の歯ぐきはさらに赤くなって腫れが広がり、歯を磨くと出血します。
- 歯周炎(中度)
軽度歯周炎がさらに悪化して広がり、歯槽骨の半分近くが破壊されていきます。
歯を磨くと出血するだけでなく、歯ぐきを押すと膿が出ることもあります。
歯周ポケットは4~7mmまで広がります。また、歯ぐきが縮むため、歯が伸びてきたように見えます。
冷たいものや熱いものを食べたり飲んだりすると、しみるようになります。
口臭が気になるようになり、歯がグラつき始めます。
- 歯周炎(重度)
歯ぐきの腫れがひどく、ぶよぶよとした感触になって、血や膿が出るようになります。
歯周ポケットは6mm以上になります。
歯槽骨の破壊がさらに進んで、歯がグラつき噛んで食べにくくなったり、歯が抜けてしまいます。
歯と歯の間も広がって、食べ物がよくつまり、口臭は強くなります。
神田錦町歯科では、定期検診やクリーニング、毎日の丁寧な歯磨きといった基本的な治療と予防を行っています。
進行してお口や歯に取り返しのつかないダメージを与えないように、ぜひお早めにご相談ください。
医院名 | 神田錦町歯科 |
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所在地 | 〒101-0054東京都千代田区神田錦町1丁目4番地 滝本ビル1階 |
電話番号 | 03-3293-7725 |
URL | https://www.kandanishikicho-shika.com/ |
診療内容 | むし歯/歯周病/入れ歯/歯科口腔外科/予防・クリーニング/インプラント/審美治療/ホワイトニング/部分矯正(MTM) |